「Ainu|ひと」(ドキュメンタリー)11/30大阪和泉


==========

Ainu|ひと」(ドキュメンタリー映画)

==========




2019-11-20更新


------

★すべての回で、監督の溝口さん来場予定です。(上映後挨拶&質疑応答)


------

----------
【日時】2019年(令和元年)
---
1129日(金曜日)
午後730分~9
---
1130日(土曜日)
午前10時~1130
午後1時~230
午後3時~430
---
※上映時間約90分(本編81分)
※監督・溝口尚美さん来場(上映後監督挨拶、質疑応答)
----------
【場所】
和泉市立人権文化センター(ゆう・ゆうプラザ)4階視聴覚教室
----------
【定員】
各回30
----------
【費用】
無料
----------
【参加連絡】
企画担当:NPOダッシュまで
----------
★監督への質問、聞きたい話を事前募集します。メールなどでお寄せください。
★参加にあたってご要望、分からないことや不安なこと等があれば、どんなことでもご相談ください。

――――――――――
→詳細は特定非営利活動法人ダッシュまでお問い合わせください。
[メール]hello@dash-npo.org
[でんわ]0725-46-3809
[web]http://dash-npo.org/
―――
――――――――――
[会場]和泉市立人権文化センター(ゆう・ゆうプラザ)
594-0023大阪府和泉市伯太町6-1-20
JR阪和線「信太山(しのだやま)」駅から200M
→府道大阪和泉泉南線(30号線)沿い
→駐車場有(無料)

――――――――――

2018年|日本|HD 81分|公式ウェブサイト:ainuhito.com

あらすじ

 日本の先住民族・アイヌ。かつて、アイヌモシリ(アイヌの大地)と呼ばれた北海道の日高地方・平取町には、今も多くのアイヌ民族が暮らしている。アイヌ文化研究において多大な貢献を果たした故・萱野茂氏の出身地でもある。
 1869年、明治新政府がアイヌ民族を「平民」として戸籍を作成し、同化政策や開拓を進めた結果、アイヌ文化は急速に衰退していった。
 一世紀半経過した今、生活スタイルを変容させながらも、アイヌ文化を伝承する努力を続けてきたこの街には、現代のアイヌが快活に生きる。ドキュメンタリーの主人公は、個性多様な4人の「Ainu=ひと」たち。差別と貧乏を経験した人、伝統的な縫物を作る人、祖母のカムイユカラ(口承文芸)を聞き覚えている人、イオマンテ(熊送り)などの儀礼儀式を小さい頃に見聞きした人。文化伝承のために、地域のリーダー的存在として、積極的に活動する。昭和から平成のアイヌの変容を示す生き証人でもある「ひと」の姿を描いたドキュメンタリー。

監督より

 私は兵庫県で生まれ育ち、アイヌ民族について殆ど知識のないまま大人になりました。南米コロンビアの先住民族と協働で映像制作をした経験から、母国の先住民族の事を知りたいという思いが強くなり、2008年に初めて平取町を訪れました。
 当初は、共通点も多い海外の先住民族との交流活動ができないかと模索しておりました。2015年に5度目の訪問をした際、博物館の方の「今のアイヌ文化を映像記録として残したい」という言葉に動かされ、映画を製作しようと決めました。
 主人公の4人の古老は、戦前に生まれ、時代の過渡期を生き抜き、80代になってもアイヌ文化の継承の為・自分の勉強の為に、様々な地域の活動を積極的に行っている人たちです。4人の話や活動はアイヌ史、ひいては日本史の貴重な映像資料になるという確信がありました。この4人は、博物館の提案で名前があがりましたが、偶然にもアイヌ語教室を通して、私が長年、見知った人たちばかりでした。
 海外だけでなく、日本国内の特に本州以南では、アイヌ民族の事は殆ど知られていません。このドキュメンタリーで、アイヌの全てを網羅する事は、到底できませんが少しでもアイヌの人々の人生や歴史、そして、文化の豊かさやカッコ良さに関心を持つ人が、国内外で増えるきっかけになる事が一番の願いです。


<監督:溝口尚美・プロフィール>

 関西の映像制作会社に3年勤めた後、1995年よりフリーランスで、テレビドキュメンタリー・PRビデオ・短編文化映画など、様々な分野の映像制作に携わる。
 2004年、市民メディアを学ぶ為にニューヨークに移住。アメリカで最も古いコミュニティビデオセンター”Downtown Community Television Center”の扉を叩く。
 2008年、非営利団体・シネミンガを共同設立し、コロンビア・エクアドル・ネパールの先住民族に映像制作に必要な機材とスキルを提供し、協働制作する活動を行う。作品は、カナダ・ネパール・ニューヨークの先住民族映画祭等に入選。
 2014年に辞任後、GARA FILMS(画楽フィルムズ)を設立。日米の商業メディア(鳥の目)と市民メディア(虫の目)を、自由に行き来しながら、制作活動を継続中。これまでにディレクターとして制作した作品は100本以上。編集は300本以上。ニューヨーク在住。公式ウェブサイト:garafilms.com
主な過去の実績:(http://www.garafilms.com/ja/shigoto/
演出:NHK “ハローニッポン、重文・旧杉山家住宅展示映像石上露子、大阪府教育委員会ご近所うるるん滞在記、伊藤玲央奈指揮チェンバーオーケストラ&コーラス 等多数
編集:NHK“Ryuichi Sakamoto Live (4K)”、ハワイ放送語られざるハワイの英雄たち“Shall We Sing?”(アメリカ公共放送、関西テレビ等で放送)HBO “WARTORN”  等多数
コーディネーター:NHK スペシャル新・人体メガディザスター等多数

<制作ノート>

2008年〜2014年 アイヌ民族や文化についての勉強・リサーチ・撮影など
2015年     本映画の企画を二風谷アイヌ文化博物館と協働で立ち上げ
2016年〜2018年 撮影
20182月   現地で完成前試写会
20186月   現地で完成記念試写会(世界初上映)
20186月   神戸芸術工科大学・特別授業
20189月   大阪・神戸で劇場初公開、好評につきアンコール上映
201810月   鳥取・琴浦町でコミュニティ上映会
201811月   鳥取・米子市でコミュニティ上映会
20193月   東京・仙川でコミュニティ上映会&映画音楽作曲家による演奏会
20194月   札幌・劇場公開、好評につきアンコール上映
20196月   東京都人権啓発映画会の上映作品に選定
20196月   オーストラリア・シドニーでジャパンファンデーション主催の上映会
以上
20196月現在


製作・監督・撮影・編集:溝口尚美
アイヌ語監修・翻訳:関根健司
アイヌ文化監修:山岸俊紀 
アイヌ音楽:平取アイヌ文化保存会
ムックリ(口琴):関根真紀(工芸家)
オリジナル音楽:【02MA RECORDSYASUNOBU MATSUO
製作・配給:GARA FILMS
協働企画・制作:平取町立二風谷アイヌ文化博物館




☆関連リンク集


現代を生きるアイヌ民族を伝える~映像作家・溝口尚美さん



ドキュメンタリー映画:「Ainu ひと」 アイヌの伝統と今、刻むために 北海道・平取町 4人の古老に密着 - 毎日新聞 
https://mainichi.jp/articles/20180914/ddf/012/200/014000c


溝口さんは、和泉の識字・よみかきのドキュメンタリービデオの撮影担当であったという縁があります。

がんばるしきじ~和泉の識字~ | ふらっと 人権情報ネットワーク

https://www.jinken.ne.jp/flat_class/2002/08/post_4.html


大阪人権博物館

http://www.liberty.or.jp/exhibit/index.html

大阪から日本や世界を見渡すと、多くの文化や生活、歴史があることに気づきます。さまざまな文化や人びとの生き方が大事にされ、共に生きる社会をつくるために私たちに何ができるのか、考えてみましょう。

展示内容

・世界と大阪
・在日コリアン
・ウチナーンチュ
・アイヌ民族
・ハンセン病回復者
・障害者
・ホームレス
・被差別部落
・大阪の歴史 など


カムイユカラ チュポルンクル <アイヌの口承文芸>




♪ 映画『Ainu | ひと』オリジナル音楽 by松尾泰伸

http://02ma.com/shopping/html/cd.html


mina (笑)」 ~ Hommage to Ainu   映画『Ainu | ひと』オリジナル音楽  【02MA RECORDS12th... 

コメント