#かば 短編上映とパネルトーク #心の底から向き合う 09/28@大阪和泉







◇パネリスト、参考情報を追記しました。
◇事前質問、ご意見を募集中です。(09/22追記)
----------
まち、学校、子ども、家族、教師…心の底から向き合う~映画「かば」短編上映とパネルトーク09/28@大阪和泉 


最新情報はこちらを確認してください。
---------- update:2018-09-22


====================
心の底から向き合う
 ~映画「かば」短編上映とパネルトーク
====================
 
日時:2018928日(金曜日)午後7時~9
場所:和泉市立人権文化センター1階大会議室
----------
内容:
 映画の舞台となっている1980年代。同和対策事業とともに、同和教育も進展していきました。その頃子どもだった世代はすでに40代、50代になっています。「差別を越える」「立場を自覚する、向き合う」同和教育は、校区内の在日コリアンや「しょうがい」がある児童、生徒の存在もあり、現在の人権教育のひとつの柱となっていきました。
 相対的貧困という観点での子どもの貧困がクローズアップされ、少子化等により各地で小学校の統廃合、小中一貫校化がすすんでいます。この機会に「人」と「まち」と「教師」と「学校」について考えてみませんか。
----------

[第一部]上映
映画「かば」パイロット版上映
○川本貴弘さん
 映画【かば】エグゼクティブプロデューサー
 
[第二部]パネルトーク
○山田勝治さん
 大阪府立西成高等学校校長
○同和教育経験世代(1980年代に小学生や中学生だった世代)
○和泉市内小中学校教職経験者
※会場からの質問や意見も募集しています。
(予定)

----------
・参加無料
・事前申込制をとっていませんが、準備の都合上ご連絡いただけると幸いです。
・広報物(チラシ)が必要でしたらお送りします。
----------
 
 
――――――――――
[会場]和泉市立人権文化センター(ゆう・ゆうプラザ)
〒594-0023大阪府和泉市伯太町6-1-20
JR阪和線「信太山(しのだやま)」駅から200M
府道大阪和泉泉南線(30号線)沿い
駐車場有(無料)
――――――――――
詳細は特定非営利活動法人ダッシュまでお問い合わせください。
[メール]antispamxinfo@dash-npo.org
auntispamxを削って送信してください。
インフォ@ダッシュ・ハイフン・エヌ・ピー・オー・ドット・オー・アール・ジー
[でんわ]0725-46-3809
[web]http://dash-npo.org/
――― 
















=========
■反貧困学習(大阪府立西成高等学校)

◆社会問題が集積する西成で、「反貧困」学習に取り組む/大阪府人権協会「リレーエッセイ」

◆『反貧困学習:格差の連鎖を断つために』大阪府立西成高等学校著、(解放出版社2009年)

 
 
***************
映画「かば」
***************

◆映画「かば」制作委員会
から転載

 
ある中学校教師の葬儀が
映画制作の始まりでした。
 
 
20105月、たくさんの人に惜しまれつつ亡くなった中学校教師がいた。蒲 益男(かば ますお)、享年58歳。
彼の葬儀には、教え子だけでなく、世代や職業を超えた多くの人が集まり、参列者は皆、号泣して見送ったという。これほどまでに惜しまれる教師とは一体どのような人物だったのか?
当時の彼を取材すべく、彼の教師生活の原点でもある町、大阪は西成区を訪れました。197080年代を蒲先生とともに過ごした同僚教師と卒業生から話を聞くことができたのですが、そこで見た〈人との距離感〉に驚きと羨望に近いものを感じました。
三十年以上も前のことをまるで昨日の出来事のように話す教師と生徒のあいだには、「教育者と学び手」、「大人と子ども」ではない、お互いが『人として対等』である人間関係が築かれていることが容易に想像できました。
当時どのような学校生活が送られていたのでしょうか。
社会はバブル景気で高揚ムードの一方、学校には校内暴力が急増していました。厳しい環境で暮らす子どもたち、また、エネルギッシュにたくましく生きる子どもたち。それぞれに問題を抱えた生徒たちを思い、熱くぶつかっていった教師たち。
取材を進めるほど明らかになる、驚きと涙のエピソードに溢れた当時の学校生活。真正面からぶつかり合った者同士だから築くことができた『人として対等』である人間関係は、三十年後も変わることなく続いていくのだと知りました。このアツい人間ドラマを広く大勢に伝えていきたいという思いから映画「かば」の制作をはじめました。
 

から転載

◇映画あらすじ

 1985被差別部落が隣接する西成区北部の中学校。人々の差別と偏見、貧困など多くの問題を抱えた環境の中で、生徒たちは荒んだ学校生活を送っていた。
ケンカ、校内暴力、シンナー、売春など生徒たちの素行の乱れに蒲先生(36)ら教師たちは手を焼いていた。
 ある日、臨時の保健体育教員として加藤 愛先生(24)が赴任してくるが、校内でも特に厄介な3年生を受け持つことになる。勤務初日は蒲先生に付き添われ意気揚々と生徒たちと対面するが、野球部キャプテンの繁(15)を筆頭にクラスの半数以上の生徒が教壇に背を向けている。
 生徒に受け入れてもらえず、日に日に自信を無くしていく加藤先生であったが、蒲先生は「今、子どもらは加藤先生を試しとるんや、ただ教師と生徒の関係ではアカンねん」と諭し、大学時代に活躍した得意の野球で、生徒と向き合うことを勧める。
 加藤先生は不安を抱いたまま野球部のコーチに就任することになったが、繁は女の加藤先生に教えを請うことを拒否する。蒲先生は、負けたらコーチとして認めるよう繁に加藤先生との勝負を提案する。
 「女に負けるわけないやろ」強気な繁だったが、上手を行く加藤先生の猛打に合い、敗北を認める。それ以来、コーチとして生徒たちと真摯に向き合う加藤先生。生徒たちも何時しか親しみを込め、加藤先生をチャーコと呼ぶようになっていた。
 過去に起こした問題により登校拒否になった転校生。
家庭を顧みない母親、酒浸りで在日朝鮮人の父と暮らす女生徒。
 出身地を恋人に告白することができない卒業生。
 ツッパリながらも服役中の父親に代わって家庭を支える野球部主将。
 蒲先生ら教師たちは、それぞれの事情を抱えた生徒たちと正面から向き合い、時には生徒の家庭へ強引に入り込んでまで、彼らの生き方を模索する。
蒲先生は、フラストレーションの溜まった生徒たちを、課外授業と称して自身の故郷へ連れていくことを提案する。




コメント